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#12 NAMMで感じた人種とコミュニティの話(NAMM 2026 レポート③)

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僕が今回NAMMに行って一番強く感じたことを書きます。

シビアな問題なので触れるかどうか迷ったんだけど

自分の感じたことの備忘録として記すことにしました。

 

NAMMはとても賑わっていました。

参加者全員が音楽に関わる人間

新製品間近で見るスーパースターたち、とてもハッピーな空間でした。

そんな会場にいた自分は、興奮もさることながら

時折ものすごく俯瞰でこの状況を観察していました。

 

そこで一番感じたのが

「人種とコミュニティについて」です。

NAMMには世界125カ国から4000を超えるブランドが展示され、6万人以上が集まります。

そして、その誰もが平等に、同じ条件で参加することができます。

 

そんななんの隔たりも無い条件の中で顕著に現れたのが

「白人のデモ演奏には白人が集まり、黒人のデモ演奏には黒人が集まる」

ということです。

100%というわけでは無いですが、パッとみて顕著でした。

そして関係なく両方を外から楽しんでるのがアジア人という構図。

ジャンルで見ても、ロックやメタルとゴスペルを比べると全然人種比率が違います。

こんなことを書くと、そんなの当たり前だよと言われるかもしれませんが

結果としてこのきっちり分かれた人だかりを見て

「白人に黒人のニーズはなく、黒人に白人のニーズはない」んだなということを実感しました。

何度も言いますが100%ではないです。

もちろん隔たりのない世界、場所はあるのですが、

自分はもっと入り混じった場所であると、浅い考えで思っていました。

 

例えばバンド単位で人種が隔たりなく集うことや、小さなコミュニティに触れる機会は僕にもありましたが

この数万人規模の会場を見渡した時

グループがこんなに見事に分かれるという事に、とても考えさせられました。

別に敬遠してるとかではなくて、自然とそうなっているという印象でした。

純粋に好みの問題かな。

 

ただ、この人種の壁も何も関係なく、全員の注目を集める人たちもいました。

スティービーワンダー、マーカスミラー、ビクターウッテン、、、

レジェンドクラスの人たちです。

逆を言えば、この人たちクラスにならないと「人種を超えたニーズ」というのは生まれないんだなと実感しました。

ものすごく大きな規模で見た時の話です。

 

そして、日中韓のアジア人は

どこにでも入り込めるポジションでもあるなと思う面もありました。

もちろんヨーロッパはじめ、南米や東南アジア、などなどいろんな場所から来ている人がいますので

僕が見ている部分はほんの一部に過ぎない事でしょう。

でも、今回の参加で一番自分の中に残っているのがこの事でした。

 

そんな海外のプレイヤーたちがよく来日する理由もなんとなくわかる気がします。

本場の人たちという括りで、万人(日本人という意味)に受け入れられて、しっかりしたギャランティも発生して。

なんとなく日本っていいところなんだなと感じました。

 

そんなことを感じていて、しかもこの場所には各界隈のトップみたいな人が集っていて

この場で日本人がどうやって戦えるのかということも考えさせられました。

まぁ、戦うというと語弊があるというか、好きなことやればいいじゃんとも思うのですが

 

もしこの場で演奏するとして、一番人が集まって沸かせることができるのは

アニソンを演奏することだろうな、みたいなことも感じました。

(実際にドラゴンボールのTシャツ着てる外国人ちょこちょこ見かけました)

 

自分が今やっていることがちっぽけな、ただの真似事に思える部分もありました。

逆に、自信になった面もありました。(試奏してていろんな人が声かけてくれたり)

 

今後の自分のスタイルや方向性を考えるのに今回感じた事は少なからず影響するだろうなと思う次第です。

 

ただ自分が見ている部分も、音楽という特殊な状況での小さな世界の話です。

ビジネスの観点から見たりするとなんかではまた全然違うでしょう。

そんなことを感じたNAMMでした。

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